住居

水道光熱費を削減する対処法

支出の中でなかなか気になるのが毎月の水道光熱費ではないでしょうか。中でも古い物件では予想以上に高くなる場合もあるのです。そこで今回は、水道光熱費が高くなる理由や水道光熱費を削減するポイントなどについて解説します。

水道光熱費の総世帯全国平均について

水道光熱費は、世帯人数やそれぞれ使い方にもよりますが、総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、水道光熱費の総世帯全国平均は1ヵ月当たり1万7,939円となっています。

電気代は8,606円、ガス代は4,066円、光熱費は976円、水道代は4,291円です。

引用元:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」

https://www.stat.go.jp/data/kakei/2021np/index.html

水道光熱費が高くなる理由

水道料金は各自治体によって料金が異なり、人口や上下水道の整備状況によっても影響を受けます。また、古い物件では蛇口のパッキンが劣化し、水漏れが発生している場合も少なくありません。

蛇口だけでなく、トイレタンクや給水管、シャワーヘッドなども水漏れが発生する可能性はあります。

光熱費については、気密性・断熱性の度合いなどが考えられます。たとえば、古い物件では、気密性・断熱性が低く、外気の影響を受けやすくなるため、冷暖房の費用が高くなる傾向にあります。

冬にはエアコンの温度を上げ、夏は温度を低くするので、家賃が安くても光熱費がかさんでしまうのです。

水道光熱費を削減するポイント

節水型の水栓に交換

節水型の水栓には、シングルレバー混合水栓やサーモスタット混合水栓、定量止水式水栓、タッチレスタイプの水栓など、さまざまなタイプがあります。

古い水栓を使用し続けると、水漏れが発生しやすくなるため、交換することで水道代を節約できるでしょう。

タンクレストイレを導入する

その名のとおり、便器の後ろにタンクがないタイプのトイレです。水道管の水圧を利用するため、必要最小限の水で流すことができます。

ただし、物件によっては、排水管の位置や必要とする水圧が得られないなど、導入が難しい場合もあります。

家電製品の見直し

エアコンや電子レンジ、洗濯機など、長年使用していると、最新モデルに買い替えた方が電気代を抑えられる場合もあります。

最新のエアコンは省エネのものが多く、10年前のモデルと比較すると、数千円から数万円安くなる可能性もあるのです。

気密性・断熱性を高める

窓に断熱シートまたはフィルムを貼ったり、床に厚手のカーペットを敷き詰めるなど、断熱性能を高めることも光熱費の節約につながります。

また、厚手のカーテンを買い替えたり、プラダンを立てかけるのも一つの方法です。

・契約を見直す

電気やガスなどは、自由化されたことによって、会社を自由に選ぶことができます。料金プランやサービスも異なるため、契約を見直すことで節約が期待できます。

まとめ

水道料金が高くなる理由については、各自治体が定める料金や設備状況により異なります。

光熱費は、気密性・断熱性が低いと低く、外気の影響を受けやすくなるため、冷暖房の費用が高くなる傾向にあります。

まずは住宅設備の見直しや家電製品の見直し、気密性・断熱性を高める対策、契約の見直しなど、できるところから少しずつ始めることが大切です。

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